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保志光司のメモブログ

保志光司によるWeb関係の備忘録

誕生日という名の大反省会2

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誕生日という名の大反省会2

一年ぶりに更新する。社会人になって二年と八ヶ月。
兎角忙しかった。貴重な経験も、非道い経験もした。
それらと一緒に今年も成長したことや抱負を書面に起こすことにする。


まずは酷い経験の話からしよう。4月から面倒をみていた新人の話だ。

異業種から来たとのことで、私は余程Webが好きか、或いはWebに強い興味があって、相応の覚悟を持って来たのだろうし努力をする人なのだろうと思っていた。が、現実はそうでもなく……。

せめてもう少し、仕事量やスケジュールに余裕があれば、私も懇切丁寧に色々と面倒を見られたかもしれない。そもそもその人の持っているスキルは私の新卒時に少し足らないぐらいで、あの時先輩方がしてくれたように、ゆっくりと少しずつ歩を歩ませるべきだった。それに本人のやる気と努力が乗っかれば、伸びるはずなのである。

残念なことに、「年齢的にも大きな転換なのだから相当負荷をかけねばならぬ」という上の采配で、言ってみれば「新卒当時の私に今やってる仕事をぶっつけでやらせる、しかもヒントなし」という状況を余儀なくされてしまった。その不幸には激しく同情するが、振られた仕事に対して不勉強であったことには閉口する。私もそこまで熱心に勉強をする方ではないが、下調べなり試作なりぐらいはする。しかし新人はどうだろう、調べない・試作などもってのほかという……

私とて暇ではないし、勉強中の身だ。先輩という存在を失ってから初めてのjavascriptらしいjavascriptを書かねばならなくなり、自分でも手探りで手一杯だった。それでも新人を気にかけるべきだろうと、手探りなりに「こうすると良いような気がする」と話したりしたのだが、メモも取らないし、「なるほど」としか言わないし、何というか……暖簾に腕押し状態で……

挙句、「――について調べたりしました?」に対してはNOが返ってきたりするので、私は匙を投げた。本人が行動しない限り、勉強はどうしようもないのだ。昔、父親が「勉強しろだなんて本当は言いたくないんだ」「お前自身が頑張らなくちゃ意味がないんだぞ」と叱咤していたことが思い出された。22歳独身にして親の気持ちが分かる日がくるとは思わなかった。

そして運命の日。とうとう新人が突如として辞めた。本当に突然すぎて、非道い辞め方だった。新人が担当していた案件は引き継ぎもなく全て私に宛てがわれた。現在、居ない奴の尻拭いに業を煮やしながら日々仕事に励んでいる。

もう一つ、非道い経験をば。未熟な新人と狂ったスケジュールの中、私は風邪で体調を崩した。
私は体だけは丈夫で、かつ幸か不幸か大抵土日に峠が来て、それらを潰せば熱が出ようと月曜にはピンピンになる。ところが、木曜に熱を出し始め、金曜の早朝に寝苦しさで目を覚ませば相当の熱になってしまった。

普通だったらさすがの私もこれは休みを申し出るのだが、あろうことか金曜に出ないと納品が間に合わない作業が入っていた。新人に任せられたら良かったが、そっちも一日みっちりのスケジュールが入っており、休むに休めなかった。出勤時間には熱もひいて何とか出たものの、再び体温は上がりグラグラしはじめ――しかし仕事は終わらせねばならない。結局定時まできっちり出社するという事態になった。あまりにも異常すぎて今思い出しても気が滅入る。トラック係数という言葉を後で知ったのだが、誰かが居なくなると回らない、間に合わない仕事というのは非常に恐ろしい。二度とあんなことは御免だ……

おかげで今年は過去最高に「転職」の二文字が頭を過ぎった。ちょっと転職サイトも覗いた。心も多分相当壊れていて、突如悲しくなって塞ぎ込んでしまったり、本当に何も(趣味でさえも)したくなくなって呆然となったりした。初めて胃薬を処方された(すぐ症状は収まったので一錠しか飲んでいないが)。月のものも止まっている気がするし、今までどんなに多忙でも全てのフラグをへし折って突っ走ってきた私も愈々ぽっくり逝くかもしれないと考える日が増えた。急遽死んだときのために書き置きでもするべきだろうかと想像もした。知らないうちに何かが進行しているのが、今一番の懸念事項である。

貴重な経験の話もしよう。今年の9月にCoader's Highというイベントに参加した。普段調べ物をしたり情報収集していると見かける著名な方々のセッションは衝撃だった。やっぱりWebが好きだ!と興奮した。このままではいけない、追いつかねばと奮い立たされた。懇親会で少しお話したり、5年ぐらいまえからファンみたいな感じの身としてはありあまる幸せで死ぬかと思った。今後も機会と余裕があればどんどん参加したいなと思った。そう、余裕さえあれば……

さて、去年に比べて成長したことなどもまとめてみよう。

ゼロから作ることが増え、ゼロに近い状態から作れるようになったことは大きい。
これは案件ごとのルールが新しくなったり、そもそもまるきり新しいものを作らなくてはなったためである。先輩の遺したコードを読み解くことを繰り返したおかげで、何となくだがプログラムの流れの作り方が分かってきた。まだ無駄で几帳なコードを書きがちだが、それでも去年や一昨年に比べたら相当書けるようになっている自負はある。もっと綺麗なコードを書きたい。スピードもまだまだなのでそこも頑張りたい。

書くCSSが短くなったのも、効率化という意味では成長だと思う。まあ隣接セレクタだのbefore / afterだの何だので他の人が読むには面倒な感じだろうけど……それでも単発的な案件では命名に悩まなくていいし書く量が少ないので多少はコーディングの速度向上にはつながっているのではないだろうか。もっと爆速で組みたいけど。

Wordpressも、ようやっと仕事で必要に迫られてテーマの作成だのなんだのをし始めた(正直、社内にノウハウのノの字も無いのに仕事を受けて素地のない人にさせるのは狂気の沙汰としか思えないが)。何となくは分かってきたし、仕事の試作がてらとちゃんと有料サーバーを借りたりしたので、仕事とは別の単純な興味と技術向上を目的として取り組んでみたい。関連して.htaccessを眺めたり簡単なものとはいえSSHでコマンドを叩くことがあったので、その辺も何か習得できればなあと思う。

多分去年に比べたらかなり幅が広くなったと思う。ので、今度はどう伸ばしていくかが課題だろうか……取り敢えず、まあ、去年一昨年の私は多分褒めてくれるだろう。非道い一年だったが、伸びた一年でもあった。今年は酷くなければいいなあ。

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プロフィール

HN:
保志 光司
性別:
女性
自己紹介:
社会人三年生の、ひよっこマークアップエンジニア。

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